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【伊丹校】三回生リサイクルプラザ実習
豊中市伊丹市クリーンランド内にあるリサイクルプラザ(弊社、リサイクル事業部)で、三回生6名(就労移行支援)が9月11日から25日の間、二班に分かれてフルタイムの実習を行いました。
 
クリーンランドは、2012年4月に稼働を始めた、豊中市・伊丹市共有のごみ処理施設。
可燃ごみを焼却処理するほか、リサイクルプラザでは不燃ごみや資源ごみ(ペットボトル、ビン類、缶類など)を処理しています。
リサイクルプラザ内には、株式会社きるとのリサイクル事業部があり、30名の障がい者社員が、支援員と共に、資源物のごみの中から手選別で異物を取り除く業務を行っています。
 
三回生は、初めての長時間・長期間を自力で通勤する実習です。
3名ずつが5日間、毎日8
:00~16:00、社員と同じ勤務形態で作業しました。
これまで体験した中では一番ハードな実習ですが、だからこそ、働くことの大変さと共に、達成感を得ることを目的としています。

まず、一番遠方からの実習生はなんと、4:40起床でバスと電車を乗り継いで、8:00までに出勤。
6名とも全期間、無遅刻無欠勤でした!

さて、実習の様子は・・・


全体での朝礼とラジオ体操終了後、更衣室で貸与してもらった作業着に着替えます。
なかなか似合っていますね。


安全靴に履き替えます。
直接、床を踏まないように上履きから安全靴に履き替えるのがポイントです。


作業開始前にエプロン、マスク、帽子を装着します。


軍手の上からゴム手袋を装着。
作業開始までに、急げ~。


さらに、腕カバーとゴーグル(メガネの人は、メガネです。)で完全防備。
この日までに、ゴム手袋や腕カバーを素早く装着する練習を重ねています。


ペットボトルのキャップやラベルを手で取り除く作業を体験します。
二重手袋では、ラベル剥がしにコツがいります。
たくさん量をこなすためには、スピードと集中力が必要です。


中身が汚れているPETボトルがあれば、自分で判断し、洗い流します。


休憩~。
エプロンきれいに畳めていますね!


社員からのアドバイスは、勉強になります!


新たな作業の説明を聞いています。
真剣な表情。
「実習」なのですが、これは本当の現場の仕事なのです。


ピストン作業。
満タンになったバケツを運びます。
まずは、1個。


1個ができれば、2個。


さらに、3個!


最大4個!!
周りを見ながら、バケツを倒さないように。
早すぎず、遅すぎずのスピード感も大切です。


焦る瞬間。
モタつくと、すぐにバケツが増えます。


ただ運ぶだけでなく、バケツの渡し方も効率よく、安全に行う技術を学びます。


PETボトルの手選別作業です。
キャップ付きPETボトル、色付きPETボトル、ビニールなどの異物を取り除きます。
慣れないとコンベア酔いをする人もいます。


今回、5日間の実習では、ここまでです。
はじめて長期間、社員と同じタイムスケジュールでの実習を終え、「働く」ということを体験できました。
 実習生それぞれが、得意なこと・苦手なことを具体的に実感することができ、就職するための課題が明確になりました。
あいさつと返事をしっかりすること、社員とのコミュニケーションも積極的にとることなど、仕事をする上で大切なことのアドバイスもありました。
今回の実習での達成経験が、今後の就職に大きく役立つと思います。

ご協力くださった社員のみなさま、ありがとうございました!

(文/吉田)

 
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