伊丹校3回生 リサイクル体験実習に行ってきました
平成29年2月27日(月)~3月1日(水)の3日間、豊中市伊丹市クリーンランド内にあるリサイクルプラザで、就労移行3回生3人が体験実習を行いました。
クリーンランドは、2012年4月に稼働を始めた、豊中市・伊丹市共有のごみ処理施設。可燃ごみを焼却処理するほか、リサイクルプラザでは不燃ごみや資源ごみ(ペットボトル、ビン類、缶類など)を処理しています。リサイクルプラザ内には株式会社きるとのリサイクル事業部があり、31人の障がい者社員が、指導員と共に、資源物のごみの中から手選別で異物を取り除く業務を行っています。
実習では、ペットボトルのキャップやラベルを手で取り除く作業を体験します。なお、この日までに、ゴム手袋やアームカバーを素早く装着する練習を重ねています。
当日は、午前11時にスクールを出発し、伊丹市営バスでクリーンランドへ。初めての実習に緊張気味でしたが、就労への意欲を高めつつある表情がうかがえました。
リサイクル事業部に到着すると、石田主任がすぐに名前を呼んでくれて、実習生は少しほっとした様子。社員のみなさんへの自己紹介を終え、用意された作業服に着替えを済ませたら昼食です。昼休憩は社員さんとコミュニケーションを図る大切な時間。恥ずかしがりながらも、質問したり、会話しようと努力する姿が見られました。
作業をする前にはオリエンテーションがあり、リサイクル事業部の概要や、どんな作業をしているのかを学びました。その後、ゴム手袋などを装着し、いよいよ作業を体験。ペットボトルのラベルなどを取り除きますが、ゴム手袋を装着しての作業は思ったより手を動かしにくく、最初は苦戦。数をこなすごとに少しずつ慣れていきました。「慣れたら、次は数をたくさんこなせるように」と声をかけられ、気を引き締めます。
約2時間の作業を終え、ペットボトルがたまったバケツを見て作業の成果を実感。社員さんに教えてもらいながら清掃をし、終礼で今日の振り返りを行います。「明日は今日よりもっと頑張ろう」などの言葉をかけられるとともに、きちんと体調管理をすること、あいさつと返事をしっかりすること、社員とのコミュニケーションも積極的にとることなど、仕事をする上で大切なことのアドバイスもいただきました。
3日間で、ペットボトルのラベル取り作業は次第に早くスムーズにできるようになりました。また、選別されたバケツを運ぶ作業も体験し、作業を指示通りにしっかり行うことができました。集中力や判断力が必要な作業であり、体力的にもハードだった体験実習を通し、就労へのイメージが膨らんだのではないでしょうか。
今回の実習でご協力くださった社員のみなさま、ありがとうございました!