2019年3月4日(月) 梅田校では、1・2回生合同企業見学プログラムとして、大阪市北区にある 『株式会社 あしすと阪急阪神』 様を見学させて頂きました。
慣れないスーツでいつもより早い集合でしたが、出発時刻に遅刻する人はおらず、スーツの身だしなみもよくできていました。
さかのぼること1ヶ月前・・・
2月から始めた事前学習では、見学先の仕事内容をしっかりと学習し、見学のマナーや注意事項について皆で考えました。
また、スーツ練習日を設け、スーツの身だしなみも、皆でチェックしあいました。
そして臨んだ見学当日・・・
1・2回生合同とあって人数が多かったため、2グループに分かれて見学させてもらいました。
見学内容は、「清掃事業課」より「清掃業務」、「ジョブあしすと事業課」より「メール集配業務」・「喫茶運営業務」、「ヘルスケア事業課」より「産業マッサージ室」です。
「清掃業務」の見学では、トイレと給湯室、駅の清掃の仕方について説明を受け、実際にトイレ掃除をしている様子を見学させて頂きました。
トイレ掃除はスクールでも行っていますが、たくさんのトイレを掃除するのは大変なお仕事です。また、掃除の方法も掃除箇所の順番や手順がきっちりときまっていることを教わりました。
皆、真剣にメモを取っています。
「メール集配業務」の見学では、郵便物の仕分けについて説明を受けました。
初めて見る大きな機械がたくさんあり、貴重な体験ができました。
「喫茶運営業務」の見学では、「喫茶 パウゼ」という喫茶店の様子を見ることができました。
ここでは、食べ物はなく、飲み物だけのメニュー提供であると教えてもらいました。
皆の興味は「どんな飲み物があるか・・・?」
そんな質問にもメニュー表を見せながら、親切丁寧に教えて頂きました。
また、アビリンピックにも参加され、金賞を受賞されたことがあると聞きました。
皆もいつかそんな日が来るかな・・・?
「産業マッサージ室」の見学では、中に入ることはできません。もちろんお客様がいるからです。
ここでは、ヘルスキーパーという、施術の国家資格を持った視覚障害の方が、阪急阪神ホールディングスの社員の方向けに500円でマッサージをしているとうかがいました。
お客様から問診票を預かりカルテを作ると聞いたスクール生から、「目が見えないので、カルテの入力は点字ですか」と質問が上がり、パソコン作業では、音声入力をしていることや視覚障害の方は白い画面ではなく、黒い画面が見えやすいことなどを教えてもらいました。
1時間程度それぞれの事業課で見学させて頂き、質疑応答の時間です。
思い思いに考えてきた事を「手を挙げて」「順番に」「丁寧な言葉で」伝えることを意識しました。
本日教わったこと。
・責任を持って、自分の仕事をすること⇒誰かが見ているからではなく、見ていなくても手を抜かずに仕事をすること
・毎日出勤すること⇒体調管理をすること
・うそをつかないこと
・働く仲間と仲良くすること
・時間を守ること
もうすぐ1回生は2回生になります。
「話を聞く態度」「メモの取りかた」など勉強していきましょう。
そして2回生は3回生になります。自立訓練から就労移行へと変わります。
「見学先でのマナー」「目的を持って見学する」などを勉強していきましょう。
お忙しい中、見学を受け入れてくださった 『株式会社 あしすと阪急阪神』 様に、心より御礼申し上げます。
(文/赤井)